松岡農水相の自殺したときに読んで、すごく共感したブログを今更ですが紹介したいと思います。
「星野智幸 言ってしまえばよかったのに日記」より
http://hoshinot.exblog.jp/
▼松岡農水相が自殺した日のブログ
2007年5月28日(月)
松岡農水大臣が自殺。ご遺族や関係者が悲痛な思いをされているだろうことを推し量りつつも、大人として最低の行為だ、と言わずにいられない。
なぜ、この国の成人男性はこれほどまでに、責任を引き受けるか明確にせねばならない場面で、自殺を選びたがるのだろう。高校の履修漏れ問題やいじめ自殺が相次いだ時期にも、自殺をする校長や教員が何人かいた。その場面で自死したら子どもの倫理がいかに破壊されるかという場面で、死んだ。同じことを、この大臣の自殺にも感じる。
権力を持つ大人がそのような無責任の極致のような行動を取る社会で、殺人を犯す子どもたちの内面を「心の闇」などと理解不能なもののように言うのをみていると、笑いたくなる。その理解不能な怪物がどこにいるのか、鏡を見ろと。
これが、教育再生で道徳の必修を声高に叫ぶ安倍内閣の現実である。安倍首相は、このように倫理を欠いた無責任な人材を、かばい続けた。法的には問題ないと言い続けた。そういう感覚の持ち主が、平然と教育におけるモラルの重要性を口にする。カネに汚いことをしても構わず、バレて責任取らねばならなくなったら死ねばいい、というようなメッセージを、安倍首相の態度は発しているようなものである。
歴代の首相の中でも、安倍首相は他人の気持ちに鈍感な人間だと感じさせられることが多い。現職大臣自殺という異例な事件も、この内閣だからこそ起こったと思う。
下の世代や子どもに少しでもまともな大人になってもらいたいと願うのなら、このような政治家や内閣を持つべきではない。こんな人たちに社会の命運を託せるわけがないし、何よりも、この人たちの行動を子どもの目の届かぬところに置く必要があるからだ。
(以上)
▼緑資源公団の理事が自殺した日のブログ
2007年5月29日(火)
また一人、疑惑の渦中の人間が自殺した。いじめ自殺が連鎖反応を起こしたときのように、この大人も松岡農水大臣につられて真似をしたのでしょうかね。首相が政治家や高級官僚らを体育館に集めて、「命の大切さ」を説いたらどうでしょうかね。
松岡農水大臣が「国民」に宛てたという遺書には、「自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます」と書いてある。決まり文句といえば決まり文句だが、この考え方は間違っている。
命と責任では、引き替えにならない。何度自殺したところで、その人の責任は果たせない。なぜなら、責任とは、生きている人間が負うものだからだ。死ねば、その分の負担をまわりの他の人間が負うことになるだけだ。だから、当然、「お詫び」にもならない。いくら命を差しだしても、謝ることもできなければ許されることもない。詫びるとか許しを得るという行為も、生きた人間に属することだから。
いじめで追い込まれた者が自殺を選ぶのは、表現の一種だろう。それ以外に聞いてもらえる言葉がないからだ。だからやりきれない気持ちになる。
だが、松岡大臣の自殺は、表現をやめる行為である。言葉を語るべき立場の人間が、口をつぐむ行為である。責任を取るだとか詫びるといった、本当はコミュニケーションであり表現であるはずの行為を放棄する目的で死ぬのである。
言葉を聞いてもらえない人間が自ら死ぬことには、一抹の道理がある。言葉を発する義務がある人間(すなわち権力者)が自ら死ぬことは、道理を踏みにじる。
道理が踏みにじられた社会は、もはや何でもありになる。命に重さはないし、自分で死のうが、他人を殺そうが、騙そうが、人が苦しむことをしようが、喜ぶことをしようが、どれも同じになる。首相に次ぐ最高権力者が道理を踏みにじるとは、そのような世界観を肯定する行為であると、大人は知るべきだ。
(以下略)
「美しい国」と騒ぎ立てる安倍内閣は一刻も早く解散せよ!とあらためて思われた方クリックお願いします。
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松岡農水大臣が自殺。ご遺族や関係者が悲痛な思いをされているだろうことを推し量りつつも、大人として最低の行為だ、と言わずにいられない。
なぜ、この国の成人男性はこれほどまでに、責任を引き受けるか明確にせねばならない場面で、自殺を選びたがるのだろう。高校の履修漏れ問題やいじめ自殺が相次いだ時期にも、自殺をする校長や教員が何人かいた。その場面で自死したら子どもの倫理がいかに破壊されるかという場面で、死んだ。同じことを、この大臣の自殺にも感じる。
権力を持つ大人がそのような無責任の極致のような行動を取る社会で、殺人を犯す子どもたちの内面を「心の闇」などと理解不能なもののように言うのをみていると、笑いたくなる。その理解不能な怪物がどこにいるのか、鏡を見ろと。
これが、教育再生で道徳の必修を声高に叫ぶ安倍内閣の現実である。安倍首相は、このように倫理を欠いた無責任な人材を、かばい続けた。法的には問題ないと言い続けた。そういう感覚の持ち主が、平然と教育におけるモラルの重要性を口にする。カネに汚いことをしても構わず、バレて責任取らねばならなくなったら死ねばいい、というようなメッセージを、安倍首相の態度は発しているようなものである。
歴代の首相の中でも、安倍首相は他人の気持ちに鈍感な人間だと感じさせられることが多い。現職大臣自殺という異例な事件も、この内閣だからこそ起こったと思う。
下の世代や子どもに少しでもまともな大人になってもらいたいと願うのなら、このような政治家や内閣を持つべきではない。こんな人たちに社会の命運を託せるわけがないし、何よりも、この人たちの行動を子どもの目の届かぬところに置く必要があるからだ。
(以上)
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2007年5月29日(火)
また一人、疑惑の渦中の人間が自殺した。いじめ自殺が連鎖反応を起こしたときのように、この大人も松岡農水大臣につられて真似をしたのでしょうかね。首相が政治家や高級官僚らを体育館に集めて、「命の大切さ」を説いたらどうでしょうかね。
松岡農水大臣が「国民」に宛てたという遺書には、「自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます」と書いてある。決まり文句といえば決まり文句だが、この考え方は間違っている。
命と責任では、引き替えにならない。何度自殺したところで、その人の責任は果たせない。なぜなら、責任とは、生きている人間が負うものだからだ。死ねば、その分の負担をまわりの他の人間が負うことになるだけだ。だから、当然、「お詫び」にもならない。いくら命を差しだしても、謝ることもできなければ許されることもない。詫びるとか許しを得るという行為も、生きた人間に属することだから。
いじめで追い込まれた者が自殺を選ぶのは、表現の一種だろう。それ以外に聞いてもらえる言葉がないからだ。だからやりきれない気持ちになる。
だが、松岡大臣の自殺は、表現をやめる行為である。言葉を語るべき立場の人間が、口をつぐむ行為である。責任を取るだとか詫びるといった、本当はコミュニケーションであり表現であるはずの行為を放棄する目的で死ぬのである。
言葉を聞いてもらえない人間が自ら死ぬことには、一抹の道理がある。言葉を発する義務がある人間(すなわち権力者)が自ら死ぬことは、道理を踏みにじる。
道理が踏みにじられた社会は、もはや何でもありになる。命に重さはないし、自分で死のうが、他人を殺そうが、騙そうが、人が苦しむことをしようが、喜ぶことをしようが、どれも同じになる。首相に次ぐ最高権力者が道理を踏みにじるとは、そのような世界観を肯定する行為であると、大人は知るべきだ。
(以下略)
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Comment

自らが自殺防止対策委員だったんだってさ
その委員会に汚名を残したし、
家族は、汚れた金でこれまで生活し、「妻にしかわからない場所に遺書が置いてあるから探さないで下さい」なんて書かれたら、妻にそのお金の在りかを記してあったのでは?と勘ぐるでしょうに
家族や親戚が、この先疑惑の眼差しで観られることなどお構い無しですものね。
つまり、自分の美学に酔って、自殺しただけの自己中人間
その点、宗男ちゃんの方が、まだまし
自分の美学に酔って自殺しただけの自己中人間です。
家族は、汚れた金でこれまで生活し、「妻にしかわからない場所に遺書が置いてあるから探さないで下さい」なんて書かれたら、妻にそのお金の在りかを記してあったのでは?と勘ぐるでしょうに
家族や親戚が、この先疑惑の眼差しで観られることなどお構い無しですものね。
つまり、自分の美学に酔って、自殺しただけの自己中人間
その点、宗男ちゃんの方が、まだまし
自分の美学に酔って自殺しただけの自己中人間です。
ほっと一息 | URL | 2007/06/07/Thu 17:25 [EDIT]
松岡さんの死に思う
結論 したたかさやしなやかが欠けたのが、自分を殺すに至ったのではないでしょうか?
組織の為に死んだのか、自分の美学為に死んだのか?
私は、ご両親や奥様やお子様の為に生きていてほしかった。
松岡さんの功績を認める人も多くいるし、離婚しないで長年連れ添った奥様がいらっしゃるんですもの
安倍がかばったのは自分の政権維持のためなんだし、自分が死ねば、家族に疑惑のホコ先を向けるひともいる。
つまり、宗男さんのように、「すんまそ~ん」的に生き抜いてほしかった。
組織の為に死んだのか、自分の美学為に死んだのか?
私は、ご両親や奥様やお子様の為に生きていてほしかった。
松岡さんの功績を認める人も多くいるし、離婚しないで長年連れ添った奥様がいらっしゃるんですもの
安倍がかばったのは自分の政権維持のためなんだし、自分が死ねば、家族に疑惑のホコ先を向けるひともいる。
つまり、宗男さんのように、「すんまそ~ん」的に生き抜いてほしかった。
ほっと一息 | URL | 2007/06/13/Wed 14:51 [EDIT]
そういえば
松岡農水大臣が自殺前日、実家に義母をたずね墓参した、というのは真っ赤なウソだそうですね。
今日図書館の「週刊金曜日」バックナンバーを見て知りました。
Webでは既知情報なのですか?
今日図書館の「週刊金曜日」バックナンバーを見て知りました。
Webでは既知情報なのですか?
ni0615 | URL | 2007/08/26/Sun 23:11 [EDIT]
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みんな、聞いてくれ これが軍隊だ!
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とむ丸の夢 2007/06/07/Thu 17:14
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