産経「正論」でおなじみの藤岡信勝と中村粲の両氏が“単なるウソつき”だということは周知のことなんで今さら何を主張しようが驚くことはことはないんですが、近現代史の研究者として自覚のない秦郁彦氏の劣化ぶりには目を覆いたくなりますね。
12/18 教科書検定審見解 軍命断定せずに評価も 沖縄集団自決 - 産経
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/110294/
http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news/news_071218.htm
■軍関与の例適切?
軍関与の主な例として「手榴弾の配布」「壕の追い出し」を挙げたことへの批判もある。現代史家の秦郁彦氏は当初の検定意見を堅持したことを評価しつつも、「集団自決の際に使われた主な武器はナタやカマなどだ。手榴弾は攻撃用の武器であり、自決に流用された例は少ない」と指摘。
兵器不足にもかかわらず軍が住民に「いざとなったらこれで自決しなさい」と手榴弾を渡していたわけですが、その手榴弾に不発弾が多かったために死にきれなかった住民が結果的にナタやカマを使ったわけです。それが秦郁彦氏の手法にかかると「手榴弾が使われた例が少ないから軍の関与も不適切」になっちゃうらしい。なんだそれ?
さらに「軍がいる場所が主戦場で危険だったため、『心を鬼にして追い出した』という軍側の証言もある」と善意の追い出しがあった事例にも留意すべきだとする。
沖縄戦では第三二軍の「軍官民共生共死の一体化」という方針のもと住民にも死を強い、沖縄の人も物も「一木一草」にいたるまでことごとく「戦力化」した(住民の投降も許さなかった)という前提があるわけですが、秦郁彦氏はそういった住民の生命や安全をまったく考慮しなかった日本軍の方針を一切無視して、将兵個人の行動を理由に軍の関与を「良い関与」だとすり替えようという意図がミエミエです。
以下、補足として林博史教授の著書沖縄戦と民衆から「軍紀の崩壊が意味するもの」という章を引用しておきます。
軍紀の崩壊と構造変化
P325. P327~329 軍紀の崩壊が意味するもの
軍紀の崩壊という現象には二つの側面がある。一つは、将兵たちの規律が崩壊し、略奪や強姦、さまざまな犯罪や横暴がはびこることである。もう一つは、上官への犯行や命令拒否、集団脱走、反戦活動など軍の秩序を崩壊する行為あるいは軍の秩序そのものへの攻撃がおこなわれるような状況である。前者の場合は、市民的良心が麻痺ないしは失われた将兵による犯罪であるのに対して、後者の場合は、侵略戦争や、無謀なあるいは正当化できない戦争・戦闘をおこなっている軍隊への抵抗・反抗であり、しばしば市民的良心にもとづく行動である。
(中略)
軍紀の崩壊による現象としてあらわれてくる第ニの側面に注目したい。このことは言い換えると、日本軍や戦時体制、日本が遂行している戦争に批判的な意識あるいは疑問を持っている人々が、その考えを具体的な行動にあらわすことができるということを意味している。
戦争に批判的な日本兵がいたとして、彼が仲間にこんな戦争で死ぬのは馬鹿らしいから脱走しよう、あるいは米軍に投降しようとか、住民に対して自決せずに投降するように勧めたりするようなことは、日本軍の軍紀が維持され、その組織が機能しているときには、とてもできることではない。軍紀とは、軍や体制に対する批判を許さないことを意味している。軍の組織が解体していくことによって、あるいは軍紀が崩壊していくことによって、はじめて軍や軍のイデオロギー(捕虜になるのは恥だ、というような)を批判し、自分の考えを行動に移すことができるようになる。
さきに紹介した宮本正男さんや渡辺憲央さんのように、当初から脱走ないし投降を考えていた兵士の場合を見ても、それを行動に移すためには慎重に状況を判断していた。軍の組織が機能している場合には、彼らのような行動は阻止され、軍法会議にかけられたり、ときにはその場で処刑されたりすることも覚悟しなければならなかった。したがって脱走や、住民を保護するような行動は、日本軍の組織が解体し、軍紀が解体していくなかで、あるいは軍から離れてしまったときに、初めて可能になったのである。したがって、そうした日本兵の行動を理由にして日本軍自体を正当化することはまったく誤りである。
沖縄住民の意識と行動を考えるにあたっても同様のことが言える。日本軍が組織的に機能しているところでは、住民が集団で投降することはできなかった。だから住民の集団投降がみられたのは、日本軍がいなかった地域・ガマ(日本軍の主陣地外で早くから米軍支配下に入った地域など)や、沖縄戦末期に日本軍が解体し、しかも投降を阻むような日本兵がいなかった所であった。
沖縄に配備された日本軍について言えば、飛行場建設部隊やその他の後方関係の部隊を中心に、現役兵ではない相対的に年齢の高い召集兵がたくさん含まれていた。軍の視点から見て、思想的に問題のある者も含まれることになる。また現地沖縄で防衛隊員をはじめ多数の住民を召集した。こうしてろくに軍事訓練も受けたことのない即成の兵士が急増した。そうした軍隊では現役兵中心の軍紀はとうてい維持できない。学徒隊員のように皇民化教育や軍の宣伝が浸透していた人々を除くと、防衛隊員たちがなぜ脱走を躊躇したかを説明するときにあげられる理由で多くを占めるのは、家族までもが死刑にされると脅されていたことだった。このことに示されているように、彼らを軍にしばりつけておくには、脅ししかなかった、だがその脅しも、日本軍を打ち破る、より強い米軍の前には効き目がなくなっていった。
しかも言論情報の統制にもかかわらず、一連の日本軍の敗北、とくにサイパンの陥落以降、日本が負けつつあるという認識は広がりつつあった。米軍の空襲に対して何も反撃できない状況を間近に見せつけられたことも、それに拍車をかけただろう。負けるとわかっている戦争で死ぬのはばかばかしい、という意識か生まれてくるのは当然だった。また本土兵から差別や虐待をうけることによって、彼らといっしょには死ねないと思うようになるのは無理もなかった。
防衛隊員たちが次々に脱走し、住民のなかからも集団投降する人々が生まれ、本土兵のなかからも投降する兵士が出てくる。そうした事態は、沖縄戦が日本の敗北が目に見えてきつつある状況のなかでの戦闘であり、軍紀が解体しつつある状況のなかでの戦闘であったことのあらわれである。そうした状況下で、日本軍はそれを阻止すべく、よりいっそう過敏かつ強圧的になり、そうした人々をスパイ視し処刑することによって引き締めようとして、ますますエキセントリックになっていったのである。
(ここまで)
<<沖縄戦・集団自決「軍命令否定派」が直視できない事実>>
12/18「軍命あった」 沖縄戦専門家の林教授が講演 - JanJan
http://www.news.janjan.jp/column/0712/0712170413/1.php
渡嘉敷島では3月20日、日本軍の兵器軍曹から村の兵事主任を通して役場職員や17歳以下の青年を集めて、手榴弾を1人2個ずつ配り、「いざという場合にはこれで自決せよ」と命令している。
慶留間島では2月8日、野田第2戦隊長が島に来て、約100人の住民を集めて「敵上陸のあかつきには全員玉砕あるのみ」と訓示している。
12/18 教科書検定審見解 軍命断定せずに評価も 沖縄集団自決 - 産経
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/110294/
http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news/news_071218.htm
■軍関与の例適切?
軍関与の主な例として「手榴弾の配布」「壕の追い出し」を挙げたことへの批判もある。現代史家の秦郁彦氏は当初の検定意見を堅持したことを評価しつつも、「集団自決の際に使われた主な武器はナタやカマなどだ。手榴弾は攻撃用の武器であり、自決に流用された例は少ない」と指摘。
兵器不足にもかかわらず軍が住民に「いざとなったらこれで自決しなさい」と手榴弾を渡していたわけですが、その手榴弾に不発弾が多かったために死にきれなかった住民が結果的にナタやカマを使ったわけです。それが秦郁彦氏の手法にかかると「手榴弾が使われた例が少ないから軍の関与も不適切」になっちゃうらしい。なんだそれ?
さらに「軍がいる場所が主戦場で危険だったため、『心を鬼にして追い出した』という軍側の証言もある」と善意の追い出しがあった事例にも留意すべきだとする。
沖縄戦では第三二軍の「軍官民共生共死の一体化」という方針のもと住民にも死を強い、沖縄の人も物も「一木一草」にいたるまでことごとく「戦力化」した(住民の投降も許さなかった)という前提があるわけですが、秦郁彦氏はそういった住民の生命や安全をまったく考慮しなかった日本軍の方針を一切無視して、将兵個人の行動を理由に軍の関与を「良い関与」だとすり替えようという意図がミエミエです。
以下、補足として林博史教授の著書沖縄戦と民衆から「軍紀の崩壊が意味するもの」という章を引用しておきます。
軍紀の崩壊と構造変化
P325. P327~329 軍紀の崩壊が意味するもの
軍紀の崩壊という現象には二つの側面がある。一つは、将兵たちの規律が崩壊し、略奪や強姦、さまざまな犯罪や横暴がはびこることである。もう一つは、上官への犯行や命令拒否、集団脱走、反戦活動など軍の秩序を崩壊する行為あるいは軍の秩序そのものへの攻撃がおこなわれるような状況である。前者の場合は、市民的良心が麻痺ないしは失われた将兵による犯罪であるのに対して、後者の場合は、侵略戦争や、無謀なあるいは正当化できない戦争・戦闘をおこなっている軍隊への抵抗・反抗であり、しばしば市民的良心にもとづく行動である。
(中略)
軍紀の崩壊による現象としてあらわれてくる第ニの側面に注目したい。このことは言い換えると、日本軍や戦時体制、日本が遂行している戦争に批判的な意識あるいは疑問を持っている人々が、その考えを具体的な行動にあらわすことができるということを意味している。
戦争に批判的な日本兵がいたとして、彼が仲間にこんな戦争で死ぬのは馬鹿らしいから脱走しよう、あるいは米軍に投降しようとか、住民に対して自決せずに投降するように勧めたりするようなことは、日本軍の軍紀が維持され、その組織が機能しているときには、とてもできることではない。軍紀とは、軍や体制に対する批判を許さないことを意味している。軍の組織が解体していくことによって、あるいは軍紀が崩壊していくことによって、はじめて軍や軍のイデオロギー(捕虜になるのは恥だ、というような)を批判し、自分の考えを行動に移すことができるようになる。
さきに紹介した宮本正男さんや渡辺憲央さんのように、当初から脱走ないし投降を考えていた兵士の場合を見ても、それを行動に移すためには慎重に状況を判断していた。軍の組織が機能している場合には、彼らのような行動は阻止され、軍法会議にかけられたり、ときにはその場で処刑されたりすることも覚悟しなければならなかった。したがって脱走や、住民を保護するような行動は、日本軍の組織が解体し、軍紀が解体していくなかで、あるいは軍から離れてしまったときに、初めて可能になったのである。したがって、そうした日本兵の行動を理由にして日本軍自体を正当化することはまったく誤りである。
沖縄住民の意識と行動を考えるにあたっても同様のことが言える。日本軍が組織的に機能しているところでは、住民が集団で投降することはできなかった。だから住民の集団投降がみられたのは、日本軍がいなかった地域・ガマ(日本軍の主陣地外で早くから米軍支配下に入った地域など)や、沖縄戦末期に日本軍が解体し、しかも投降を阻むような日本兵がいなかった所であった。
沖縄に配備された日本軍について言えば、飛行場建設部隊やその他の後方関係の部隊を中心に、現役兵ではない相対的に年齢の高い召集兵がたくさん含まれていた。軍の視点から見て、思想的に問題のある者も含まれることになる。また現地沖縄で防衛隊員をはじめ多数の住民を召集した。こうしてろくに軍事訓練も受けたことのない即成の兵士が急増した。そうした軍隊では現役兵中心の軍紀はとうてい維持できない。学徒隊員のように皇民化教育や軍の宣伝が浸透していた人々を除くと、防衛隊員たちがなぜ脱走を躊躇したかを説明するときにあげられる理由で多くを占めるのは、家族までもが死刑にされると脅されていたことだった。このことに示されているように、彼らを軍にしばりつけておくには、脅ししかなかった、だがその脅しも、日本軍を打ち破る、より強い米軍の前には効き目がなくなっていった。
しかも言論情報の統制にもかかわらず、一連の日本軍の敗北、とくにサイパンの陥落以降、日本が負けつつあるという認識は広がりつつあった。米軍の空襲に対して何も反撃できない状況を間近に見せつけられたことも、それに拍車をかけただろう。負けるとわかっている戦争で死ぬのはばかばかしい、という意識か生まれてくるのは当然だった。また本土兵から差別や虐待をうけることによって、彼らといっしょには死ねないと思うようになるのは無理もなかった。
防衛隊員たちが次々に脱走し、住民のなかからも集団投降する人々が生まれ、本土兵のなかからも投降する兵士が出てくる。そうした事態は、沖縄戦が日本の敗北が目に見えてきつつある状況のなかでの戦闘であり、軍紀が解体しつつある状況のなかでの戦闘であったことのあらわれである。そうした状況下で、日本軍はそれを阻止すべく、よりいっそう過敏かつ強圧的になり、そうした人々をスパイ視し処刑することによって引き締めようとして、ますますエキセントリックになっていったのである。
(ここまで)
<<沖縄戦・集団自決「軍命令否定派」が直視できない事実>>
12/18「軍命あった」 沖縄戦専門家の林教授が講演 - JanJan
http://www.news.janjan.jp/column/0712/0712170413/1.php
渡嘉敷島では3月20日、日本軍の兵器軍曹から村の兵事主任を通して役場職員や17歳以下の青年を集めて、手榴弾を1人2個ずつ配り、「いざという場合にはこれで自決せよ」と命令している。
慶留間島では2月8日、野田第2戦隊長が島に来て、約100人の住民を集めて「敵上陸のあかつきには全員玉砕あるのみ」と訓示している。
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Comment

沖縄問題
10月に沖縄に行きました。そこで聞いた話でも実際に日本帝国主義軍隊は沖縄住民に対して集団自決を脅迫したということは紛れもない事実だと思います。歴史修正主義者がいかに当時を言いくるめても事実を知っているお年寄りが存在するのです。12月になった、南京大虐殺事件について学習しても歴史修正主義者が南京大虐殺事件も否定しています。だが、多くの被害者を始め、加害者の立場の元日本軍軍人が証言しています。田中正明のように松井の日誌等を改竄してまでもあの事件をひていしています。当時の日本に言論の自由があったのような表現もありました。このこと、一つとっても彼がまともな人間でないということだと思います。彼の書籍を高校時代の恩師から頂き、読んでみた結果でそういうことも判らない人間が書いた書物が信用できるものでないと思いました。今後も彼らとの論争は継続されると思います。共にがんばっていきましょう!
訂正
http://www.news.janjan.jp/column/0704/0703310774/1.php?action=all&msg_id=26363&msg_article=62776
政治学で無く法学
政治学で無く法学
jager68 | URL | 2007/12/19/Wed 20:57 [EDIT]
擁護ではないけど
産経ですからね。
秦氏の発言の一部を切り出して使用してる可能性もありますね。
ここまで枝葉な話を持ち出すのか、ちょっと疑問...
秦氏の発言の一部を切り出して使用してる可能性もありますね。
ここまで枝葉な話を持ち出すのか、ちょっと疑問...
ホドロフスキ | URL | 2007/12/19/Wed 22:53 [EDIT]
自分の意にそぐわない論の、枝葉末節部をことさらに拡大し、問題や矛盾を恣意的にあげつらった
果てに、論そのものを全面否定する…
こういうネット上の罵倒戦で良くある手口は、「一点突破・全面展開」などと呼び名すら付けられてる
手垢の付いたヤり口のようです。
「ピカチュウは黄色い」と言ったら、「いや耳の先っちょは黒いし頬は赤いからそれは誤りである、
誤りを述べたそいつの論は全て信用ならぬ」というような手口。
ネットキモウヨは「一部軍人が人道的に沖縄県民に尽くしたから皇軍全体(とそれに過剰に自己同一化する
オレ様ちゃん)が正義で無謬」とわめいてるようですが、だったら北朝鮮の拉致問題は、一部軍人どころか
誰あろう偉大なる首領様自身とその政権が「一部英雄主義者の行き過ぎだった」とか誠心誠意にホザきあそばされ
やがったんですから(笑)、ネットキモウヨは「あれは国家犯罪でも何でも無く、とうに終わった問題」
と認識すべきな訳で(笑)。
果てに、論そのものを全面否定する…
こういうネット上の罵倒戦で良くある手口は、「一点突破・全面展開」などと呼び名すら付けられてる
手垢の付いたヤり口のようです。
「ピカチュウは黄色い」と言ったら、「いや耳の先っちょは黒いし頬は赤いからそれは誤りである、
誤りを述べたそいつの論は全て信用ならぬ」というような手口。
ネットキモウヨは「一部軍人が人道的に沖縄県民に尽くしたから皇軍全体(とそれに過剰に自己同一化する
オレ様ちゃん)が正義で無謬」とわめいてるようですが、だったら北朝鮮の拉致問題は、一部軍人どころか
誰あろう偉大なる首領様自身とその政権が「一部英雄主義者の行き過ぎだった」とか誠心誠意にホザきあそばされ
やがったんですから(笑)、ネットキモウヨは「あれは国家犯罪でも何でも無く、とうに終わった問題」
と認識すべきな訳で(笑)。
Meifumadoh | URL | 2007/12/20/Thu 00:03 [EDIT]
秦センセって天皇信者で、軍極悪論者じゃなかったけ?
>秦郁彦氏はそういった住民の生命や安全をまったく考慮しなかった日本軍の方針を一切無視して<
そんなもんではありません。赤松や梅沢隊長はアメリカが上陸してまもなく、一人は山に逃げ、一人は投降してる・・・林 博史から聞きました。
*じゃんじゃんの記事書いてる人達、実際も頑張ってるよ
そんなもんではありません。赤松や梅沢隊長はアメリカが上陸してまもなく、一人は山に逃げ、一人は投降してる・・・林 博史から聞きました。
*じゃんじゃんの記事書いてる人達、実際も頑張ってるよ
ほっと一息 | URL | 2007/12/20/Thu 00:21 [EDIT]
辻 重義さんへ
初コメありがとうございます。
>今後も彼らとの論争は継続されると思います。共にがんばっていきましょう!
ありがとうございます。同じ気持ちです。
専門的なことはサイドバーにリンクしてあるみなさんにおまかせして、こちらは歴史入門ブログとして微力ながら役に立ちたいと思っています(^^;
jager68さんへ
あっ…そういえばそうでしたね。
まぁ、秦さんの旧軍人グループに対する批判に関してはある程度評価してるんですが、こと慰安婦問題や集団自決問題に関しては資料の取り上げ方が恣意的過ぎてひどいですね。
ホドロフスキさんへ
同じこと思いました。確かにその可能性も大いにありますね。
サンケイですからね…
Meifumadohさんへ
いつもネトウヨ研究ご苦労様です。拉致問題ではネトウヨが米紙にダブルスタンダードだと批判されてましたね。あっ、我が国の元総理大臣でしたね。失礼しました(^^
ほっと一息さんへ
そうそうこの人は天皇信者でしたね。
今まで沖縄戦関連の本は7冊ぐらいは読んだんですが、まだまだ勉強不足ということかぁ…
たまたま見つけた秦郁彦「歪められる日本現代史」なんて読んでる場合じゃなさそうですねぇ。
ちなみに、これのことhttp://z.la/sy8c1
初コメありがとうございます。
>今後も彼らとの論争は継続されると思います。共にがんばっていきましょう!
ありがとうございます。同じ気持ちです。
専門的なことはサイドバーにリンクしてあるみなさんにおまかせして、こちらは歴史入門ブログとして微力ながら役に立ちたいと思っています(^^;
jager68さんへ
あっ…そういえばそうでしたね。
まぁ、秦さんの旧軍人グループに対する批判に関してはある程度評価してるんですが、こと慰安婦問題や集団自決問題に関しては資料の取り上げ方が恣意的過ぎてひどいですね。
ホドロフスキさんへ
同じこと思いました。確かにその可能性も大いにありますね。
サンケイですからね…
Meifumadohさんへ
いつもネトウヨ研究ご苦労様です。拉致問題ではネトウヨが米紙にダブルスタンダードだと批判されてましたね。あっ、我が国の元総理大臣でしたね。失礼しました(^^
ほっと一息さんへ
そうそうこの人は天皇信者でしたね。
今まで沖縄戦関連の本は7冊ぐらいは読んだんですが、まだまだ勉強不足ということかぁ…
たまたま見つけた秦郁彦「歪められる日本現代史」なんて読んでる場合じゃなさそうですねぇ。
ちなみに、これのことhttp://z.la/sy8c1
手榴弾は
お知らせします。
話のながれと違うかも知れませんが、
『ある神話の背景』単行本化直後の1973年、太田良博氏からの批判「渡嘉敷島の惨劇は果して神話か」―曽野綾子氏に反論する―、をweb資料として保存しつつあります。これは沖縄タイムスでの論争の12年前のもので、批判のポイントはより具体的です。沖縄人には受け入れられることが本土人には受け入れられない、その分水嶺が何処にあるのか、紹介と論評を諸兄に御願いしたいと思います。
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/62.html#id_8b48d418
『ある神話の背景』単行本化直後の1973年、太田良博氏からの批判「渡嘉敷島の惨劇は果して神話か」―曽野綾子氏に反論する―、をweb資料として保存しつつあります。これは沖縄タイムスでの論争の12年前のもので、批判のポイントはより具体的です。沖縄人には受け入れられることが本土人には受け入れられない、その分水嶺が何処にあるのか、紹介と論評を諸兄に御願いしたいと思います。
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/62.html#id_8b48d418
南京大虐殺について
南京大虐殺事件について検証中です。田中正明のことを調査する中でかれが松井の日誌を改ざんまでして、南京大虐殺事件を否定する根拠にしたということを知った。私自身、歴史学者ではないが、多くの著作を読んだりするときにこの事件は史実だと確信しました。歴史修正主義者(私に言わせれば歴史偽造者です)が真っ当な科学的反証でなく、一方的な主張をしているのだ。亜細亜大学の東中野教授みたいに犠牲者を愚弄するような文書を書いて裁判まで起こされている。その結果は賠償金を払えという一審判決だったのです。彼は鹿大法文学部卒だとか?まあこういうやつがいるなんて、鹿大卒としては悲しみたいと思います。十分な検証をせずに、自己の思想を書いたのです。でもこういうヤカラが此の頃多くなったと思います。あの1930年代にも権力に迎合した自称文化人がたくさんいました。そのことを考えると非常に共通点があると思います。アジア諸国民を愚弄化し、日本人の優位性を強調するような考察ばかりです。こういうひとは現在の日本の状況を正確に把握できていないということだと思います。米国追従の日本、どこに独立国家としてのプライドが存在するのだろうかと思いますね。本人たちは愛国者だと自認しているかも知れませんが、事実を言えば最低の売国奴だと私は思います。今月、12日に鹿大法文学部での平和ゼミで南京大虐殺事件を取り上げる予定です。田中が書いている15論拠について私の知る限りの範囲で検証したいと思います。今後とも歴史修正主義者との論争について、学習したいと思います。元々、理系の人間がこういうことに首をだしました。今後ともよろしく、近日中にMailにも参加できるようになると思います。
辻 重義 | URL | 2008/01/05/Sat 15:32 [EDIT]
辻 重義さんへ
返事たいへん遅くなりました。
田中正明の改竄は有名ですね。
田中正明センセイの松井大将日誌改竄問題 -ホドロフスキの記録帳
http://d.hatena.ne.jp/Jodorowsky/20070415
>歴史修正主義者との論争について、学習したいと思います。
こちらもただいま勉強中でありまして、特に南京事件に関しては恥ずかしながらほとんど素人でありまして……。
それにしても、歴史修正主義に関しては正月休みにちょっと論争になってましたね。ここらへんにまとめてあるエントリーは大変勉強になりました。知ってるとは思いますが貼っておきますね。
re: 南京 - Usada’s Backyard
http://d.hatena.ne.jp/shibata616/20080105/1199491805
南京事件議論まとめ - 萌え理論Blog
http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20071228
返事たいへん遅くなりました。
田中正明の改竄は有名ですね。
田中正明センセイの松井大将日誌改竄問題 -ホドロフスキの記録帳
http://d.hatena.ne.jp/Jodorowsky/20070415
>歴史修正主義者との論争について、学習したいと思います。
こちらもただいま勉強中でありまして、特に南京事件に関しては恥ずかしながらほとんど素人でありまして……。
それにしても、歴史修正主義に関しては正月休みにちょっと論争になってましたね。ここらへんにまとめてあるエントリーは大変勉強になりました。知ってるとは思いますが貼っておきますね。
re: 南京 - Usada’s Backyard
http://d.hatena.ne.jp/shibata616/20080105/1199491805
南京事件議論まとめ - 萌え理論Blog
http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20071228
歴史修正主義者との論争について
私は本来、土木従事者です。911事件後に鹿児島大学の先生とお知り合いになって,社会的な発言を繰り返しています。平和憲法をめぐる改悪派の策動に危機感を持ちます。沖縄問題や南京大虐殺事件の検証を鹿大の教員から依頼されました。私は小学校6年生の時に父の部下であった方から,当時の揚子江の話を聞きました。下関港のことでした。「遺体で川の水がみえなかった」父は国鉄マンでしたから、下関と結び付いて記憶していたようです。だからその後に軟禁大虐殺事件が話題になったときにはあのことだったのだと気付きました。だから、否定派が幾ら否定しようとも史実を否定することはできません。
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高校歴史教科書検定が、まだ、迷走させられている
MSN産経2007.12.19 18:37より、
「集団自決で軍命令なかった 歴史教育議連」(記事を一読してあほらしくなったので魚拓取らず) 自民党有志の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」... [続きを読む]
Gazing at the Celestial Blue 2007/12/19/Wed 20:00
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